雛子の毎日

60代主婦・雛子の日記。

息子の誕生日

相変わらず、こちらからLINEを送らなければ

きっと何年でも音信不通になるような息子。

気づけば

「そういえば自分の両親は生きていれば100歳を超えるなぁ。

何の連絡もないけど、多分もう死んだんだろうな。」

てな感じになっているかもしれない。


娘を無事に嫁がせて

両親を見送ったら

そろそろ自分の終活の住処を探すつもり。

予定では夫を見送ったらそちらに移るつもり。

経済状況もどうなっているかわからないが、

できる範囲でケア付き高齢者住宅で

そこそこ元気なうちは自由に暮らし

自由が効かなくなったら安心して世話になれるような。


今の家も、実家も

一人で住むには広すぎて手が回らない。


モラ夫は生まれ育った今の家から動きたくないので、

モラ夫が生きている間は動けないだろうが

いずれ今の家は処分するつもりだ。


息子のことだから

相続分をよこせだの言ってきそうで

逆に疎遠になるならなる方があんしんだったりする。


最終的には私が両方の先祖から怒られるだろうが

何もかも使い果たして始末し、

残るなら娘に簡単な形で、

つまり家や土地ではなく、

家賃収入のあるマンションや駐車場、

あとは現金のみを残してやりたい。


誕生日の朝に「おめでとう」とLINEをしても、

夜に「ありがとうございます。」と一言返してくるだけ。

正月に帰ってくるかと聞くのも

もう疲れた。

いやいや帰ってきていただかなくとも良い。


子育ては3歳までに親孝行を全てすませ、

あとは親には心配と負担をかけるだけ、という。

真っ最中の時は手探りで大変なだけだったが

今思い返せば可愛い時期に充分楽しませて貰った。

40になっても50になっても

親の年金を当てにしてくるような息子ならいざ知らず

面倒をかけてこないのだから

もうそれで良しとするしかない。


私も歳を取り、死ぬ前には

そういえば、息子を産んだこともあったなぁ。

息子がいた気がする。

そんなふうに思い出すのかな。


それにしても、モラ夫は。

息子とはLINEすらやり取りしていないらしい。

興味もないのか。

元々子育てには全く関わらず、

ただお金を出しただけの人だ。

それでも世間にはお金を出してくれない夫もいるのだし、

授業料の心配なく塾や私学に行かせたのだから

それも感謝しなくちゃいけないのかな。


娘の一言に救われた。

「お兄ちゃんの誕生日は、お母さんにとって、

初めて母になった記念日。

お母さんは自分を祝わなくちゃいけないよ。」


今日も読んでいただき、ありがとうございました。