却下される提案
つづき。
https://andante8113.hatenadiary.com/entry/2026/08/28/053949
母の腰痛の経緯をきいて、
私は一つ提案した。
それは、ペインクリニックへ行くこと。
実は合唱団の元メンバーで、
年齢も父と同じ90歳越え。
1年くらい前までは騙し騙し合唱団の練習にもきていたし、
本番の舞台にも出ていた。
冬に向かって腰がかなり悪化したことや
年明けに転倒して今は施設に入所している。
随分前から他のメンバーに
「ペインクリニックに行けばいいよ」と薦められていたのに
なかなかその気にならなかったようだが、
腰痛が酷くなり、立ち上がれなくなった時
たまたま来訪したヘルパーさんに
ペインクリニックへ連れて行ってもらったらしい。
ペインクリニックなんだから当然だが
痛みがなくなった。
痛みがない生活は前向きになれる。
もちろん痛みが完全になくなるわけじゃないが
痛みがない生活ってこんなに楽なのだ
もっと早く行けばよかった、とおっしゃっていた。
そのことを提案し、
実家の市には1軒
隣の市には3軒のペインクリニックがありそうだ、
タクシー呼んで通えるのではないか、と提案した。
母は、痛みがなくなるなら、と
詳しく知りたい、と言う感じで私の話を聞いていたが。
案の定、全否定する父。
父は「母の付き添いの用事が増えるのはもうクタクタになるし、他のことができなくなる。」と。
いやいや、誰も付き添ってくれと頼んでない。
母なんか嫌がっている。
タクシーを呼んでも、実家の前の道は狭く
行き違いできないから
すぐ乗れるように門の前で待つのは大変だ。
ガレージを開ければタクシーなら入ってくれるじゃないか。
ガレージは絶対開けたくないらしい。
理由はわからない。
ガレージの開閉が大変だと主張するが、
開閉はリモコンだ。
意味がわからない。
ま、認知症だし仕方ないけど。
そして母に詰め寄る。
ペインクリニックなんか、癌の末期の患者がいくところだそ。
モルヒネや麻酔でジャンジャン打つんだ。
根本的に痛みがなくなる治療じゃないし
癌の末期の患者みたいにすぐ死んでしまうんだぞ。
そんなところに行きたいのか?
何ヶ月かで死にたいのか?
私は、もちろんペインクリニックは根本的に痛む原因を取り除く治療ではない。
ただ、もう90歳になって
根本的に治すことなんて可能かな?
私くらいの60代だって
肩や腰などの痛みなんて
頭痛に痛み止め飲むみたいに治るわけじゃない。
そもそも頭痛薬だって対処療法だしね。
だけど一日中ずっと痛い痛いと痛みに悩まされて
それが何日も続くより
痛みがない日があることの方が楽じゃない?
言いたくないけど90歳。
仮に麻酔を打って身体に薬物を入れたところで
身体に影響ったってあと何年生きれるんだよ。
なら痛みのない毎日の方が楽じゃないか。
だけど結局母は隣で父に説き伏せられ
自分の口で「ペインクリニックなんかには行きたくない」と言わされた。
身体に影響ったって
そもそもいろんな薬をすでに山ほど飲んでいるし
それに加えて父が勝手に通販で頼んで
ボケ防止の青魚のDHAやら
腸内環境のビフィズス菌や
足腰にセサミンやアリナミンや
目覚めにオルニチンや
山ほどサプリも飲まされているじゃないか。
こうして何でもかんでも却下するんだよな。
つづく。
今日も読んで頂き、ありがとうございました。

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